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  3. リズミカルに走るにはどうしたらいいの

「リズミカルに走る」とは?

リズミカルに走るというのは、バイクにおいては流れるような運転を意味します。
要はバイクとライダーが一体となり、道路の曲線や変化に柔軟に対応するということです。
具体的には、スムーズな加速と減速、適切なギアチェンジ、それにカーブでの曲がり方において一貫性を持たせることなどを意味します。

リズミカルな走りが求められるのは、特にワインディングロードのような複数のカーブが連続する場面です。
こうした道では、各カーブをただクリアするのではなく、前のカーブから次のカーブへとバイクを滑らかに運ぶことが大切になります。
このとき最低限の技術が要求されるのはもちろんですが、バイクの挙動を正確に理解し、それに合わせて体を動かすことがリズミカルな走りを生み出します。

リズミカルに走ることの魅力は、単に速く走ることだけではなく、バイクとの一体感を深め道路との調和を楽しむことです。
このような走りを実現するには、道路状況の正確な把握やバイクのコントロール技術が求められます。

リズミカルな走り方

リズミカルに走るためには、バイクのコントロールを熟知し、道路との調和を図ることが重要です。
まずカーブをスムーズにクリアするためには、カーブに入る前の減速が鍵を握ります。
適切なブレーキングで速度を落としカーブの曲率に合わせてギアを下げますが、このときブレーキの使用はなるべく前輪と後輪をバランス良く行いましょう。
急激な減速を避けることで、バイクの安定性を保ちます。

次に、カーブの途中でバイクを傾ける際には体重移動が重要です。
カーブの内側に体を傾けることで、バイクは自然とカーブに沿って進むようになります。
このとき視線の置き方も重要で、カーブの出口ではなく、次に向かうべきポイントを見ることでよりスムーズにカーブを抜けることができるでしょう。

カーブを抜けた後の加速も、リズミカルな走りを実現するためには欠かせません。
カーブの出口で適切なタイミングで加速を開始することで、バイクは流れるように直線部分へと移行します。
この際ギアチェンジは滑らかに、かつ迅速に行うことが求められます。
加速と同時にライダーの姿勢も重要で、バイクの前傾姿勢を利用して風の抵抗を最小限に抑えるように心がけましょう。

リズミカルに走るためには、これらのテクニックを一つ一つ丁寧に練習し身につけていくことが大切です。
しかしそれ以上に大切なのは、バイクとの一体感を深め、道路の一部としてバイクを操ることを楽しむ心持ちではないでしょうか。
経験を積み重ねることでバイクの挙動を感じ取り、道路との調和を図る感覚が養われます。
このような感覚が身につくと、リズミカルに走ることが自然とできるようになり、バイクライフがより一層楽しいものになるでしょう。